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人間写真「顔」

​Human photograp face-specific

 人間の顔には、その方の歩んできた人生が焼き付けられています。その顔に焼き付けられた情報を余すところなく、衒うことなく写真というメディアに焼き付け、その顔と向き合う。そういった行為は、自分のこれまで、そしてこれからに客観的向き合うまたとない機会となるでしょう。

 

人間の顔概要

今の段階で、私の唱える人間写真の理念です。

 

理念の立脚点

 様々なかたちで記録されてきた人類の歴史。それは人類の生の軌跡であり、保存、継承し、伝えたいという根源的な欲求の現われです。

 

  この人間写真においては、他者とのコミュニケーションの玄関となり、それぞれの方の歩まれてきた人生が、しわ、しみ、表情として多様に刻み込まれている“顔”に焦点をあて、その歴史たる“顔”を恣意性を排除し、あるが儘に記録、保存、継承していくことを、人類の根源的な活動への参画として捉え、理念の立脚点とします。

 

現状

  人間の“顔”は、個人という私への帰属意識を超えるものではなく、どうしても私の認識を超えて意識されることは難しいのが現状です。しかし、人間は、時代、環境、国の政治状況などの公なものとの関わりは不可避であり、状況から浮遊して存在することはできません。そういう認識にたつと、“顔”は、公なものによって培われてきたものとしての意識が芽生えてくるのではないでしょうか。そういう考えに立脚すると、日本国の歴史である日本人の“顔”を保存、継承していくことは、日本国で、この時代に活動する写真家としての私の義務として捉えることができます。

 

なぜ写真

 写真という、現実のものを2次元の世界につめこむメディアを用いることは、“顔”にまつわる様々な要素を還元することを可能として、その反作用として、そこに多くのものを読み取ることを可能とします。写真として定着された“顔”と向き合い、再度向き合うことはこれまでを振り返り、これからに想いを馳せる貴重な機会となるはずです。

 

撮影手法

 活動理念に沿った写真作品の構築のため、撮影においては、物理的な側面として、ライティング、レンズ選択において、徹底的に装飾的な演出を排除し、精神的な側面では、場の雰囲気に流れることのない中立的な撮影を心掛け、その方の本質に迫るため、真正面から向き合います。

 

 それぞれの方の“顔”は、私の意識の範疇を超えた日本国の財産であるという意識の変革、構築のため、撮影と共に、作品展の開催等の啓蒙活動を同時に展開し、より多くの方にこの活動を知って頂き、賛同、協力して頂き、少しでも意識に浸透できたらと想っております。

 

regarder en face 

フランス語で、「相手を真正面から見据える。」という意味です。そこから、相手への誠実な気持ちを表す言葉となっています。

この言葉に出会い、改めて自分の撮ってきたポートレートの、真正面から向き合い、飾ることなくその方に向き合い、ありのままを撮るということの意味がわかったような気がしています。

 

この言葉のように、私のポートレートが、相手に誠実に向き合い、飾ることなくありのままの姿を撮った写真という意味を獲得できたらという想いのもと、撮影していきます。

 

この活動推進のため、毎月希望者を募り無料で撮影を行なっていきます。

 

その第一回として、まづは櫂より始めよ

と言うことでセルフで自分自身を撮影いたしました。

カメラを前にして、カメラから意識を引き剥がし、意識を無にする。

自分に写真というフィルターを通して向き合える貴重な機会です。

どうぞ、皆さんもそういう機会を持ちましょう。

次回希望者募集中です。

こちらまでご連絡ください。

tsubokur@gmail.com

 

[撮影概要]    シェアスタジオが平日17時まで営業のため、坪倉守広写真事務所は17時半より予約制で営業いたします。

[定休日]   土日祝

[通常料金]   2,000円(税込)/一人

[納品]   当日撮影しました写真のデータを後日発送いたします。カット数は決まった数はありませんのでこちらにお任せください。

[データ概要]

◎ウェブ用の小サイズデータ 長辺1200ピクセル

◎A4サイズにプリントできるデータ

2種類をCDに焼きます。

[備考]  当日、シェアスタジオの予約がない場合は坪倉守広写真事務所を10時より営業いたしますので前日にシェアスタジオの予約状況をお問い合わせください。

[スタジオ住所]   大阪市西淀川区御幣島2-14-13 2F

[連絡先]   tsubokur@gmail.com 

まずメールでご連絡下さい。

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